ワンポイント アドバイス

- Onepoint Advice -

スタートダッシュで場数をこなせ

先んずれば人を制す、という言葉は就職活動にも当てはまります。資料請求、セミナー参加。何でもいいから、とりあえず動くことです。動いていれば何かが見えてきます。のんびりと構えていると、すでに目指す企業の採用は終了したということにもなりかねません。考え、情報を整理しながら、動くことです。

日程がバッティングした時は、どうするか

どちらも第一志望群。選考も進み、順調に行っているかと思ったとき、同じ日に呼び出しがかかることはよくあります。そのときは、簡単に諦めないこと。人事担当者に調整できないか、相談すること。卒業単位がかかった必修のゼミにどうしても出なければならない、とか、遠隔地に私用で出かけているとか・・・。 目的は内定をもらうことですから、嘘も実力のうち(嘘を奨励しているわけではありません。念のため)。正直に話してもいいのですが、担当者の心象を悪くする可能性があります。強気の企業は、問答無用。その時はやはりどちらかに決断するしかありません(?)。

鶏口となるとも、牛後となることなかれ

リストラの波は大企業にも押し寄せ、学歴や過去の肩書きは競争社会の中で行きぬくために、余り意味をもたなくなりました。寄らば大樹の蔭は今や昔の話。大企業に入社するメリットのひとつは、中小企業に比べ、優れた人材が多いこと。先輩たちの言動に啓発され、大きな舞台で自己を高めるチャンスに恵まれています。 しかし、見方を変えるとまさに熾烈な競争社会で戦わなければなりません。勝者と敗者の差は、社歴が長くなればなるほど明確になり、あなたが勝者(=出世?)になる保証は必ずしもありません。アメリカの優秀な若者は、大企業に入らずベンチャービジネスに身を投じる傾向が強くなったと報じられています。日本も少しずつ、同様の動きが出てきました。 大企業の中に埋もれるのではなく、将来性のある中小企業に人生を賭けてみるのもひとつの選択肢です。あるいは自ら会社を作る。虎穴に入らずんば虎児を得ず。リスクに立ち向かう勇気を持てるかどうか、それが将来を決めます。

プロを目指せ

年功序列、終身雇用は過去のものとなり、ビジネス社会は実力・能力主義。その人が何ができるか、会社の利益にどれだけ貢献できるか。そんな時代になりました。つまり、その道のプロになれるか。 プロスポーツ界に象徴されるように、すべて結果であり、実績によって評価されます。何が人より優れているのか、自分が負けないものは何なのかというプロの実力だけが問われています。

就職観は、そんなに簡単に見つかるのか。

何のために就職するのか。自分は何をしたいのか。そう簡単に見つかるとは限りません。たとえ、見つかったとしても、さまざまな出会いや経験を積むうちに、将来、変わる可能も大いにあります。言えることは、人事担当者は待ってくれないこと。見つからなければ、とりあえず走りながら考えることです。

サラリーマンだけが、人生ではない

就職を考える前に、自分はどう生きたいか。それを先に考えるべきです。就職はひとつの方法論にしか過ぎません。

人の行く裏に道あり、花の山

中小企業や無名な企業が、将来のビッグビジネスになるかも知れません。あるいは、有名大企業では経験できないことが、経験できるかも知れません。自分にとって、その企業がどうなのか。そこがポイントです。 友人や家族がいい会社と思っても自分はそうじゃない、逆にそのような会社はやめたほうがいいと言われた会社に興味をもつことがあります。要は主体性と自己責任です。

人生万事、塞翁が馬

たとえ、第一志望の企業から内定をもらえなくても、いつまでも落胆しないことです。自分以上に、実力と運に恵まれた人がいたと諦めることです。上述したように、第一志望の企業はその時がピークかもしれません。長い人生、志さえあれば、いずれチャンスが巡ってきます。

好きなことをしたい

好きなことをやっていれば、辛さも耐えられます。好きな人と一緒にいたら、時間を忘れます。アルバイト、サークル、趣味、勉強・・・。過去に熱中したこと、感動したことを振り返ってみると、何かが見えてくるかもしれません。

日本が駄目なら、海外もあるさ。いや、これからは海外かも・・・

国際化の中で、必ずしも日本だけにこだわる必要はありません。海外にビジネスチャンスを見出すことが二十一世紀の就職として、先見性のある選択という考え方もできます。

あなたの「売り」は何ですか

面接のときに、「自己紹介・自己PRをしてください」と言われたら、何と答えますか。卓越した能力や技術、実績を持っている人はそう多くないでしょう。他の受験者と比べて、いかに自分を印象付けるか。具体的な事例を通して、自分が体得したこと、感じたことを話すことで、誠実さや熱意が伝えれば、それで良いのです。 もちろん、人よりも優れているというものがあった方がいいわけですが、自己中心的な自慢話は返ってマイナス評価になります。

落ち込んだときには

気分転換に、次の詩はいかがでしょう。  

自分の感受性くらい  (「詩集 自分の感受性くらい」 茨城のり子、花神社刊)  

ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて  
気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか  
苛立つのを 近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし  
初心消えかかるのを 暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった  
駄目なことの一切を 時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄  
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

やはり、見栄えもポイント

髪が長い、ネクタイが曲がっている、姿勢が悪い、靴が汚れている・・・・。人は第一印象が大切です。だらしない服装はマイナスポイントです。清潔感、若者らしさ、明るさ、はつらつさを服装でもアピールしましょう。

面接官

面接官は企業トップ、選任のベテラン、各部門から一時的に選任された人、新人など、種種多様だ。事務的・機械的に書類に書かれたことを単に聞く人もいるし、採用する側・採用される側という力関係を背景に、高飛車な態度を取る人もいる。ハングリー精神が感じられないと言う担当者がいた。入社意欲、企業への忠誠心を期待しているのだろうが、面接官を通して、その企業が見られているという謙虚さ、自戒の念は忘れてはならない。面接は、ヒフティ・ヒフティであるべきだ。

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