(1)テレビ |
三ツ星以上のホテルでは、国内のテレビ局が
3〜4局、他に香港テレビ、衛生放送(NHK1,2、Wowwow、CNN等)をみることができます。ニュース、中国の時代劇、スポーツ中継、歌番組な
ど、ほとんど日本と変わりありません。日本のトレンディドラマも吹き替えで映っていました。一般的なエンターテイメントやバラエティはほとんどありません
(ワイドショーもなし)。また洋画で女性の裸も出てきます。これは、ホテル利用客の大半が外国人や華僑であるため、庶民には直接的な影響がないと判断して
いるためでしょう。多分、番組のチェックはあると思います。テレビ普及率は確認していませんが、経済発展とともに増加していると思います。 |
(2)新聞 |
地元の英字新聞も含め、4〜5種類あるようです。タブロイド版で8ページ。人材募集や商品広告も見えます。 |
(3)雑誌 |
国営の新華書店が沢山ありますが、雑誌らしきものは見つけることができませんでした。また本の在庫量、ジャンルも日本の本屋に比べ貧弱です。紙質も悪い。 |
(4)CM |
テレビCMはあります。電気製品、薬、化粧品、インスタントラーメンなどのCMを見かけました。映像的には、いまひとつの感がします。 |
(5)電話 |
日本のような電話ボックスは見当たらず、ホテルか指定された場所でしか使えないようです。国内の長距離電話は呼び出しまで時間がかかる可能性が高いとのこと。日常化するには、まだまだ時間がかかりそうです。 |
(6)値段 |
最近、人民幣(レンミンピー)に統一され、兌
換券を扱う闇両替屋は減ってきたとのことです。ホテルで両替すると、手数料込みで一万円が約800元。一元=13円の計算になります。92年11月時点で
20元でしたので、随分上がっています。Ex.タクシー代14.4元(5Kmまでの基本料金)、列車代(上海〜杭州、168元、ただし外国人は2倍、中国
人ガイド分も)、豫園の茶館・湖心亭18元(緑茶) |
給料 合資企業 800元〜1000元、教師500元、タクシー運転手(高所得者)3500元、添乗員3000元(日本語のできるガイド、チップ込み)元 |
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最後に |
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初めて訪れた中国の印象を一言で言えば、エキサイティング。目に入るものそれぞれが興味深く、好奇心をあおるものばかりでした。改革開放政策の下、人々の
欲望が本格的に目覚めたばかりで、現在の日本と比べると経済力の面で劣るものの、21世紀には飛躍的な発展をする可能性を十分に秘めていると感じました。 |
驚いたのは人々の活力。走っているタクシーの直前を平気で横断して行く自転車や歩行者、上海駅や繁華街の雑踏・・・。無秩序や混沌のエネルギーが感じられます。 |
美味しいものも沢山食べました。特に豫園・緑波楼で食べた12種類の点心は全部食べきれず、途中で満腹になりました。隣接する湖心亭の茶もくつろげました。ただ今回は時間がなくて、期待していた上海蟹を食べることができなかったのが心残りです。 |
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湖心亭 |
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「上
有天堂、下有蘇杭」 天に極楽があるように、地に蘇州・杭州あり・・・。
緑茶の名産地でも知られる杭州の旅も思い出深いものとなりました(ここは、ぜひもう一度行きたい場所です)。列車の出発が遅れたにもかかわらず、なんら説
明もなく時間感覚の国民性の違いを感じました。約3時間の車窓から見える風景はほとんど田園風景で変化がなく、前日の南京東路のけばけばしい赤や黄色のネ
オンとは対照的なモノトーンでした。杭州駅に着くと群衆の喧騒に圧倒され、翌日の西湖の静寂と、ホテルの部屋にさりげなく飾ってあったねこ柳に心が休まり
ました。(完) |
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龍井茶でも有名な杭州・西湖。 ここはいい!! |