Beijing Diary
二ヶ月間の北京滞在記。観光旅行では見えない庶民の暮らしが少し見えてきた。
かつて、毛沢東は「もしアメリカが攻めてきても、人民の海の中で溺れ死ぬだろう」と言った。しかし、広大な国土の中で十三億を越えるともいわれる、この圧倒的な人口の多さが、逆に致命傷にもなりかねない。
外資頼みの経済発展と迫り来る元の切り上げ、急成長に伴う食料・エネルギー不足、赤字の国営企業、増え続ける失業者、銀行の不良債権、共産党一党独裁と民主化、少数民族の自立、法輪功に代表される思想や宗教の弾圧、
九億の農民の処遇、環境破壊、都市部と農村部の貧富の差、台湾問題、教育。
さらに、三峡ダム、西部大開発、北京オリンピック、上海博覧会などの建築ラッシュ後のバブル崩壊、一人っ子政策のつけである将来の高齢化社会・・・。
これらの課題を克服して、中国はこれからも発展し続けるのだろうか。それとも・・・・・。
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